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~事故物件 どこからが事故物件扱いになる?~
事故物件とは
事故物件とは『自然死や不慮の事故死以外の死』や『特殊清掃が必要になる死』
が発生した物件のこと。
つまり、自殺や他殺が発生した物件や、自然死や事故死であっても特殊清掃が行われた
物件が事故物件として取り扱われます。
特殊清掃が行われた物件
入居者の死後、一定期間にわたって発見されなかった際には臭気や害虫を取り除くために
消臭や消毒を含む特殊清掃が必要になります。
この事実は入居者の意思決定を左右すると考えられ、事故物件として取り扱われるのです。
心理的瑕疵がともなう物件
心理的瑕疵とは、不動産取引をするうえで入居や購入の意思を左右させうる、ネガティブな
事象のこと。つまり、心理的瑕疵がともなう物件とは、心理的に『ここには住みたくない』
と思わせるような、重大な欠陥があることを意味します。
事故物件の告知義務とは?
事故物件であるという事実を含め、重要事項に該当する事実の告知は法律で定められている
例えば、仲介の不動産屋が事故物件であると、知っていたにもかかわらず、入居者確保に
不利になるからと、その瑕疵情報を意図的に隠して契約をさせることは違法
事故物件の告知対象
☑ベランダやエレベーターなどの共用部分も告知対象
→日常生活を送るうえで使用する共用部分で起こった事案についても
ガイドラインでは告知対象としています。
事故物件の告知期間
☑告知期間は事案の発生からおおむね3年間
→賃貸物件においては、事案が発生してから『概ね3年間』が告知期間であると、
ガイドラインで明示されています。言い換えると、事案の発生から概ね3年さえ
経過すれば、宅建業法上の告知義務はなくなるといえます。
事故物件か見分ける5つの確認ポイント
1.『瑕疵あり』・『告知事項あり』の記載がないか
2.条件が良すぎないか
3.不自然な修繕箇所がないか
4.過去の入居者情報に不自然な点はないか
5.ネット上に情報が載っていないか
以上!事故物件・どこからが事故物件扱いになる?でした!